Slack AI と Teams Copilotで迷うなら、最初に見るべきなのは「AI機能の多さ」ではなく、今の仕事が Slack 中心か、Microsoft 365 中心かです。
個人事業主や5〜10名ほどの小規模チームでは、わずかな月額差でも固定費として積み上がります。さらに、導入したあとに「思ったより使わなかった」となると、解約や乗り換えの手間も無視できません。
結論から言うと、Microsoft 365 Businessをすでに使っていて、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teams会議が日常業務の中心なら、Microsoft 365 Copilot Businessが候補になりやすいです。
一方で、クライアント連絡や社内のやり取りがSlack中心なら、Slack ProまたはBusiness+でSlack AIを使う方が、日々の利用回数が多くなりやすいです。
この記事では、Slack AIとTeams Copilotを、個人事業主・2〜10名チーム向けに、料金、用途、AI機能、契約条件、自動化との相性から整理します。
※この記事では、一般的に「Teams Copilot」と呼ばれがちなものを、主にMicrosoft 365 Copilot BusinessをTeamsやMicrosoft 365アプリで使うケースとして扱います。
この記事が向いている人
- Slack AIとTeams Copilotのどちらを導入するか迷っている人
- 個人事業主、フリーランス、2〜10名規模の小規模チーム
- Microsoft 365 Businessを契約済みで、Copilot追加を検討している人
- Slack無料版から有料プランへ上げるべきか迷っている人
- 大企業向けの比較記事では、自分の状況に合わないと感じている人
この記事で判断できること
- Microsoft 365契約済みならCopilotを選ぶべきか
- Slack中心の仕事ならSlack AIで十分か
- 個人1人、2〜10名、10名超で判断がどう変わるか
- 無料プランだけで済ませる選択が現実的か
- n8nやZapierなどの自動化ツールとどうつなげるか
まずはタイプ別に選ぶ

先に、ざっくりした結論を整理します。
- Microsoft 365 Businessをすでに使っている
Microsoft 365 Copilot Businessが候補になりやすいです。
Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teams会議を日常的に使っているなら、AIの効果を感じる場面が多くなります。 - クライアントや社内連絡がSlack中心
Slack AIが候補になりやすいです。
チャンネルやスレッドの要約、AI検索、毎日のまとめなど、日々のやり取りを整理する用途に向いています。 - 個人1人で文書作成や資料作成が中心
Microsoft 365系の個人向けプランも候補になります。
法人管理やチーム運用が不要なら、いきなり法人向けCopilotに進まない方がよいケースもあります。 - 2〜5名で自動化も視野に入れたい
Slack ProまたはBusiness+と、n8nやZapierなどの自動化ツールを組み合わせる選択肢があります。
チャットを起点にした業務整理や通知の自動化と相性がよいです。 - 10名を超えて、社内外のやり取りが増える
どちらか一方だけでなく、Microsoft 365とSlackの両方を使い分ける可能性もあります。取引先の主軸ツールが分かれる場合は、無理に一本化しない方が現実的です。
小規模チームでは、「AIとして高機能か」よりも、「毎日どの画面を一番開いているか」で選ぶ方が失敗しにくいです。
Slack AIとTeams Copilotの違いを整理する
Slack AIとTeams Copilotは、どちらも仕事を助けるAI機能ですが、得意な場所が違います。
Slack AIは、Slack上の会話、チャンネル、スレッド、共有ファイル、検索を起点にしたAIです。未読の整理、会話の要約、情報検索、毎日の流れの把握に向いています。
Microsoft 365 Copilot Businessは、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teamsなど、Microsoft 365アプリ全体にまたがって使うAIです。
会議、メール、文書作成、資料作成、表計算、組織内データの活用に向いています。
Microsoft 365 Copilot Businessとは、Microsoft 365の法人向けプランに追加して使うAI機能です。
Teamsだけでなく、Word、Excel、PowerPoint、Outlookなどにも関わるため、「Teams用AI」だけとして考えると少し狭くなります。
出典:Microsoft|Microsoft 365 Copilot Business 公式ページ
Slack AIはチャットの流れを整理しやすい
Slack AIの強みは、チャンネルやスレッドに流れていく会話を整理しやすいことです。
たとえば、朝にSlackを開いたとき、前日の未読が大量にあると、どこから読めばよいかわからなくなります。Slack AIの要約や毎日のまとめを使えば、重要な動きや対応が必要な項目を先に把握しやすくなります。
Slack ProではAIによる会話の要約、AI検索、毎日のまとめ、ファイル要約などを利用できます。
フリープランのメッセージ履歴は90日間です。
出典:Slack|料金プラン一覧
Microsoft 365 Copilot Businessは文書・会議・メールに強い
Microsoft 365 Copilot Businessは、Microsoft 365アプリの中でAIを使える点が強みです。
Wordで文章を整える、Excelでデータを見やすくする、PowerPointで資料のたたき台を作る、Outlookでメール文案を作る、Teams会議の内容を整理する、といった使い方が中心になります。
すでにMicrosoft 365 Business Standardなどを契約しているチームでは、普段の業務画面にAIを追加する形になるため、導入後の利用イメージが作りやすいです。
出典:Microsoft|Microsoft 365 Business プランと料金
どちらも日本語精度は過信しない方がよい
Slack AIもMicrosoft 365 Copilotも、日本語で使える場面は増えています。ただし、どちらも要約や検索結果をそのまま正解として扱うのは避けた方が安全です。
特に、会議のニュアンス、取引先との微妙な表現、社内ルール、専門用語が多い文章では、AIが重要度を誤って判断することがあります。
「日本語対応しているか」だけでなく、実際の社内データや会議内容で試して、どの程度手直しが必要かを見ることが判断の参考になります。
料金で見ると、既存契約の有無が大きい

小規模チームで一番見落としやすいのが、単体価格ではなく合計固定費です。
Slack AIだけを見るとSlackの有料プラン内で使えるAI機能が増えています。
一方、Microsoft 365 Copilot Businessは、対象となるMicrosoft 365プランが別途必要になる場合があります。そのため、Microsoft 365をすでに契約しているかどうかで、判断が大きく変わります。
| 選択肢 | 公式ページ上の主な料金目安 | 向いているケース |
|---|---|---|
| Slack Pro | ユーザー1人あたり月額US$7.25相当(年払い)、US$8.75(月払い) | Slack中心で連絡・案件管理をしている個人や小規模チーム |
| Slack Business+ | ユーザー1人あたり月額US$15相当(年払い)、US$18(月払い) | AI機能、管理、セキュリティをより重視するチーム |
| Microsoft 365 Copilot Business | ユーザー/月相当 ¥2,698〜(年払い)。通常価格 ¥3,148 の表示あり | Microsoft 365 Businessをすでに使っているチーム |
| Microsoft 365 Business Basic | ユーザー/月相当 ¥899(年払い) | Web・モバイル中心でMicrosoft 365を使うチーム |
| Microsoft 365 Business Standard | ユーザー/月相当 ¥1,874(年払い) | デスクトップ版Officeアプリまで使いたいチーム |
| Microsoft 365(個人向けプラン) | ¥3,200/月、または¥32,000/年(税込)の表示あり(公開前に公式ページで最新名称・価格を要確認) | 個人利用でMicrosoft 365とAI機能をまとめて使いたい人 |
※価格は公式ページの表示をもとに記載しています。キャンペーンや契約条件により変わる場合があります。最新情報は各公式ページでご確認ください。
Slackは日本語ページでもUSドル表示になっている場合があります。Microsoftは税別表示と税込表示が混在するため、確認時は表示条件をあわせてご覧ください。
Microsoft 365契約済みならCopilotの追加費用で判断できる
すでにMicrosoft 365 Business Basic、Standard、Premiumなどを使っている場合、Copilot Businessは追加費用として考えやすくなります。
この場合は、まず現在のMicrosoft 365プランを確認し、Copilot Businessを追加したときに1人あたり月額いくら増えるかを見ます。
すでにWord、Excel、PowerPoint、Outlook、Teamsを日常的に使っているなら、Copilotの利用場面は多くなりやすいです。
Microsoft 365未契約なら合計コストで見る
Microsoft 365をまだ使っていない場合は、Copilot単体ではなく、Microsoft 365 Businessプラン込みの合計費用で考える必要があります。
たとえば、Business StandardとCopilot Businessを組み合わせると、文書作成、メール、会議、ストレージ、AI機能をまとめて整えられます。
ただし、すでにGoogle WorkspaceやSlack中心で運用している場合は、ツールが増えてかえって複雑になる可能性もあります。
「Microsoft 365へ移行する理由」があるかどうかを先に確認した方がよいです。
Slack無料版だけで済ませるのは慎重に考えたい
Slack無料版は、初期導入や小さな連絡には便利です。ただし、フリープランのメッセージ履歴は90日間です。
過去のやり取りを検索したい、顧客との経緯を残したい、プロジェクトの会話を資産として使いたい場合、90日で履歴が制限される運用は不安が残ります。
Slack AIを本格的に使うなら、無料版だけで済ませるより、有料プランで会話履歴を残す前提の方が現実的です。
選び方はMicrosoft 365契約の有無から考える
Slack AIとTeams Copilotを比べるときは、次の順番で考えると整理しやすいです。
- 現在の主な作業場所はどこか
- Microsoft 365をすでに契約しているか
- AIで一番減らしたい作業は何か
- クライアントや取引先はSlack中心かTeams中心か
- 年契約やユーザー数の増加に耐えられるか
Microsoft 365中心ならCopilot Businessが自然
Wordで提案書を作る、Excelで数値を整理する、PowerPointで資料を作る、Outlookでメール対応をする、Teamsで会議をする。
この流れがすでに日常になっているなら、Microsoft 365 Copilot Businessは自然に検討できます。
特に、会議後の内容整理、メール文案、資料作成のたたき台、文書の要約などを減らしたい場合は、Slack AIよりもCopilot Businessの方が合いやすいです。
Slack中心ならSlack AIが日常に入りやすい
一方、クライアントとの連絡、社内の相談、案件ごとのやり取りがSlackに集まっているなら、Slack AIの方が毎日使いやすいです。
Slackの良さは、仕事の会話がすでにチャンネルに溜まっていることです。AI要約や検索が、そのまま日々の連絡整理に結びつきます。
フリーランスや受託会社では、取引先ごとにSlackワークスペースやSlackコネクトを使っているケースもあります。その場合、Microsoft 365契約済みでも、日常利用回数ではSlack AIの方が上回ることがあります。
文書中心の個人なら個人向けMicrosoft 365も候補に入る
個人1人で、チーム管理や法人メールよりも、文書作成、資料作成、日々の調べ物が中心なら、いきなり法人向けCopilot Businessを選ばなくてもよい場合があります。
Microsoft 365の個人向けプランは、Microsoft 365アプリとCopilot機能をまとめて使う選択肢になっています。ただし、法人向けの管理機能や組織データとの統合が必要な場合は、個人向けプランでは足りない可能性があります。
出典:Microsoft|Microsoft 365 個人向けプラン
AI機能の比較では、得意分野を分けて見る

Slack AIとMicrosoft 365 Copilot Businessは、どちらが上というより、AIが働く場所が違います。
| 比較軸 | Slack AI | Microsoft 365 Copilot Business |
|---|---|---|
| チャット要約 | チャンネル、スレッド、日々の会話整理に向く | Teams会議やチャットの整理に向く |
| 検索 | Slack内の会話、ファイル、連携情報を探しやすい | Microsoft 365内の文書、メール、会議、組織データと相性がよい |
| 議事録・会議 | Slackハドルや連携機能の活用が中心 | Teams会議との相性が強い |
| 文書作成 | チャット上の情報整理や下書き補助向き | Word、PowerPoint、Outlookなどで使いやすい |
| 自動化 | Slackのワークフローや外部ツール連携と相性がよい | Power AutomateやCopilot Agentsとの接続が候補 |
| 小規模チームでの導入 | Slack中心なら始めやすい | Microsoft 365契約済みなら始めやすい |
Slack AIは「流れていく情報」をつかまえるAI
Slackは、会話がどんどん流れていくツールです。
そのためAIに期待することも、未読を追う、スレッドをまとめる、過去の会話を探す、毎日の状況を把握する、といった使い方になりやすいです。
小規模チームでは、情報共有のために長い会議を増やすより、Slack上の会話をAIで整理する方が合うケースもあります。
Copilotは「成果物を作る作業」に入りやすいAI
Microsoft 365 Copilot Businessは、文章、表、資料、メール、会議メモなど、成果物に近い作業と相性があります。
たとえば、Teams会議の内容を整理し、Outlookでフォローアップメールを作り、Wordで提案文を整え、PowerPointで資料のたたき台を作る、といった流れです。
Office文書が仕事の中心にあるなら、Copilotの方が効果を感じやすいでしょう。
自動化まで考えるならSlackにも強みがある
小規模チームでは、人数が少ないからこそ、自動化の効果が出やすいです。
Slackの会話をきっかけに、タスク作成、通知、フォーム送信、顧客対応の整理などを自動化すると、日々の細かい作業を減らせます。
この場合、Slackのワークフロー機能やAIワークフロー生成に加えて、n8nやZapierなどの外部自動化ツールと組み合わせる選択肢があります。


チーム規模別の判断基準
個人、2〜10名、10名超では、同じツールでも判断が変わります。
個人事業主・フリーランスの場合
個人で使う場合は、固定費を増やしすぎないことが大切です。
- 顧客連絡がSlack中心
→ Slack Proを優先して検討 - 文書作成や資料作成が中心
→ Microsoft 365系の個人向けプランを検討 - Teams会議やOutlookが中心
→ Microsoft 365 Copilot BusinessまたはMicrosoft 365環境を検討 - まだAI機能を本格利用するかわからない
→ まず既存ツールの無料体験や現行プラン内の機能を確認
個人の場合、「両方契約すれば安心」と考えると固定費が増えやすくなります。最初は、仕事で一番開くツールを1つ決める方がよいです。
2〜10名の小規模チームの場合
2〜10名では、誰がどのツールを毎日使うかが重要です。
代表や情シス兼任者だけがAIを使っても、チーム全体の効率はあまり変わりません。メンバー全員が会議、連絡、資料作成のどこで使うのかを決めてから契約する必要があります。
- 会議とOffice文書が多い
→ Microsoft 365 Copilot Businessが向きやすい - 案件ごとの連絡と外部パートナー連携が多い
→ Slack AIが向きやすい - 通知や定型作業を減らしたい
→ Slack AIとn8n / Zapierの組み合わせも候補 - 全員が使うかわからない
→ まず少人数で試し、利用頻度を見てから広げる
10名超の場合
10名を超えると、単純な料金比較だけでは決めにくくなります。
部門によって使うツールが違ったり、取引先ごとにSlackとTeamsを使い分けたりするためです。
この規模では、SlackかMicrosoft 365かを一気に一本化するより、部署や用途ごとに役割を分けた方が現実的な場合があります。
たとえば、社内会議と文書管理はMicrosoft 365、外部パートナーとの案件連絡はSlack、という分け方です。
おすすめの進め方

いきなり契約するより、次の順番で確認すると失敗しにくくなります。
- 現在のMicrosoft 365契約状況を確認する
- Slackの無料版・有料版で、メッセージ履歴とAI機能の違いを確認する
- AIで減らしたい作業を3つだけ書き出す
- 1〜2週間、実際の業務データで試す
- 利用頻度が高い方から有料導入を検討する
Microsoft 365契約済みならCopilot Businessを先に確認
すでにMicrosoft 365 Businessを契約しているなら、最初に確認するべきなのはCopilot Businessです。
既存の文書、メール、会議、予定表、ファイルとつながりやすいため、新しいツールを増やすより、今使っている環境にAIを足す方が定着しやすいことがあります。

Slack派クライアントが多いならSlack Proを確認
クライアントとのやり取りがSlackに集まっているなら、Slack Proを確認する価値があります。
無料プランでは履歴制限があるため、過去の経緯を検索したり、案件ごとの会話を資産として残したりする運用には不安が出やすいです。
Slack中心の働き方なら、Slack AIによる要約や検索の方が、日々のストレスを減らしやすいでしょう。

自動化を重視するなら別記事で深掘りする
Slack AIやCopilotだけで完結させず、n8nやZapierを組み合わせると、通知、フォーム、タスク管理、顧客対応などを自動化できます。
ただし、自動化は便利な一方で、最初から複雑にしすぎると管理が難しくなります。
まずは、次のような小さな自動化から考えるのが現実的です。
- 問い合わせフォーム送信後にSlackへ通知する
- Slackで特定の絵文字を付けた投稿をタスク化する
- 会議後の要約をチャンネルへ共有する
- 定期的なリマインドを自動投稿する
失敗しやすいポイント
料金や機能だけで選ぶと、導入後にずれが出ることがあります。
有名だからという理由だけで選ぶ
Microsoft 365 CopilotもSlack AIも、有名なサービスです。ただし、有名であることと、自分の業務に合うことは別です。
たとえば、Office文書をほとんど使わないチームがCopilotを入れても、使う場面が限られるかもしれません。
逆に、Slackで日々の連絡をしていないチームがSlack AIを契約しても、要約する会話そのものが少ない可能性があります。
無料プランだけで判断する
無料プランは試すには便利ですが、業務導入の判断には足りないことがあります。
Slackの場合、無料プランではメッセージ履歴の制限があります。
Microsoft 365側でも、無料または基本的なAIチャットと、Microsoft 365アプリや組織データに深く接続するCopilotでは役割が違います。
「無料で十分か」だけでなく、「実際に使いたい業務に接続できるか」を見た方が安全です。
年契約を軽く見てしまう
Microsoft 365系の法人向けプランでは、年払い、月払い、年間契約の月払いなど、契約条件が分かれます。
チーム人数が増えるほど、年契約の固定費は大きくなります。まず少人数で試し、本当に使うメンバーから広げる方が無理がありません。
日本語要約をそのまま信用する
AI要約は便利ですが、すべての文脈を正しく判断するとは限りません。
特に、顧客対応、契約、見積もり、クレーム対応、社内ルールなどは、AIの要約をそのまま使わず、人が確認する必要があります。
Slack AIもCopilotも、「下書き」「整理」「候補出し」として使うのが安全です。
おすすめしないケース
どちらのサービスも便利ですが、すべての人に必要とは限りません。
Slack AIを急いで入れなくてもよいケース
- Slackをほとんど使っていない
- 主なやり取りがメールやTeamsに集まっている
- 過去の会話検索やチャンネル要約の必要性が低い
- まずは個人の文書作成AIだけ使えればよい
この場合は、Slack AIよりも、Microsoft 365系や他のAIツールの方が合う可能性があります。
Copilot Businessを急いで入れなくてもよいケース
- Microsoft 365を契約していない
- Office文書やTeams会議をあまり使わない
- クライアント連絡がSlack中心
- 年契約の固定費を増やしたくない
この場合は、まずSlack Proや個人向けMicrosoft 365、または既存のAIツールで十分か確認した方がよいです。
両方入れる前に考えたいこと
Slack AIとMicrosoft 365 Copilot Businessを両方入れる選択肢もあります。
ただし、小規模チームでは、両方契約すると固定費だけでなく、運用ルールも増えます。
どちらに何を任せるのかを決めないまま両方入れると、同じ情報をSlackにもTeamsにも流す、会議メモが複数箇所に散らばる、誰がどちらを見るべきかわからない、といった混乱が起きやすくなります。
両方使うなら、たとえば次のように役割を分けるとよいです。
- Slack
外部パートナーとの案件連絡、日々のチャンネル要約、通知、自動化 - Microsoft 365 Copilot Business
社内会議、議事録、メール、Word、Excel、PowerPoint、社内文書
まとめ
Slack AIとTeams Copilotは、どちらが優れているかではなく、今の仕事がSlack中心かMicrosoft 365中心かで選ぶのが現実的です。
- Microsoft 365 Businessを契約済みなら、Copilot Businessを先に確認しやすい
- クライアント連絡や案件管理がSlack中心なら、Slack AIの利用頻度が高くなりやすい
- 個人1人で文書作成中心なら、Microsoft 365の個人向けプランも候補になる
- 小規模チームでは、無料プランだけでなく履歴制限・年契約・合計固定費を見る必要がある
- 自動化まで考えるなら、Slack AIとn8n / Zapierの組み合わせも検討しやすい
まずは、今の契約状況と日常的に開いているツールを確認してください。
Microsoft 365を毎日使っているなら、Copilot Businessの対象プランと料金を確認する。
Slackを毎日使っているなら、Slack ProやBusiness+でAI機能と履歴制限を確認する。
この順番で見れば、機能の多さに振り回されず、自分の仕事に合う選択がしやすくなります。
https://slack.com/intl/ja-jp/pricing
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365-copilot/business

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事業所の運営に携わりながら、業務効率化のためにAIツールやアプリを日々試作・活用しています。
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自分で情報を集め、実際に使いながら学んできたからこそ、初心者がつまずきやすいポイントや「実際のところどうなの?」というリアルな視点に気づきやすい。
そういった視点を大切に、記事を書いています。
現在はAI活用を事業の柱として育てていくべく、資格取得に向けて勉強中。
今後はオンライン・オフラインを通じて、初心者や中高齢者の方へAIの便利さをわかりやすく届けていくことを目指しています。


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